ジュール・ミシュレ

アナール派に影響を与えた大歴史家ジュール・ミシュレ(Jules Michelet、1798-1874)
フランス革命末期、パリの印刷業者の一人息子に生れた。独学で教授資格取得、1827年エコール・ノルマル教師(哲学・歴史)、38年コレージュ・ド・フランス教授。二月革命(1848)で共和政を支持し地位剥奪。普仏戦争(1870)に抗議。著作に『フランス革命史』の他、自然史や『女』ほか。現代のアナール学派に大きな影響を与え、歴史学の枠を越えた大作家としてバルザック、ユゴーとも並び称せられる。