著者紹介

エマニュエル・トッド

歴史観・世界像に革命をもたらした家族人類学

 世界中の家族制度の緻密な歴史的統計調査にもとづいて、従来の「常識」を覆すかずかずの問題提起をなす、今もっとも刺激的な知識人。  共産主義はなぜ先進資本主義国でなく、ソ連・中国……で実現したのか? マルクス主義が説明できないこの事実をトッド...

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鶴見和子

“異なるものが異なるままに”ともに生きる――

 「姉は亡くなる直前に、私に向かって、『あなたは私を一生ばかにしていたんでしょう』といいました。私は黙っていましたが、それはどの教室でも優等生にたいして劣等生がもつ気分であって、統計上の事実です(笑)。  その統計を離れて、鶴見和子自身の一...

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森崎和江

朝鮮、炭坑、性とエロス……真正面から向き合う詩人

 植民地時代の朝鮮に生を享け、戦後、炭坑の生活に深く関わり、性とエロス、女たちの苦しみに真正面から向き合い、日本中を漂泊して“ふるさと”を探し続けた詩人。  「昭和期を生きた植民二世の私には、戦後の方言界は迷路。女は商品でした。早稲田在学...

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竹内浩三

戦争の渦中で渾身の生を刻んだ詩人

「ぼくはぼくの手で/ぼくの戦争がかきたい」…… 太平洋戦争のさ中にあって、時代の不安を率直に綴り、戦後の高度成長から今日の日本の腐敗を見抜き、23歳で比島山中に消えた“天性の詩人”。 泣き虫で笑い上戸、淋しがりやでお姉さんっ子、「よくふられ...

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多田富雄

自然科学・人文学の統合を体現した「万能人」

今はこんな状態でとっさに答えができません。 しかし僕は、絶望はしておりません。 長い闇の向こうに、何か希望が見えます。 そこに寛容の世界が広がっている。 予言です。 (NHK「100年インタビュー」より)...

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ジョルジュ・サンド

19~20世紀の文学に影響を与えた女性作家

George Sand(1804-1876) 1804年、パリに生まれる。中部フランスの田園地帯ノアンの祖母のもとで育つ。1822年、カジミール=フランソワ・デュドヴァンと結婚。1831年、パリに出、『ル・フィガロ』紙に寄稿を始める。183...

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エマニュエル・ル=ロワ=ラデュリ

アナール派第三世代の最重要人物

アナール派第三世代の総帥として、人類学や、気象学・地理学を初めとする自然科学など、関連する諸科学との総合により、ブローデルの〈長期持続〉を継承し、人間存在の条件そのものの歴史を構想する。...

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ダニー・ラフェリエール

「日本人が私の本を読むとき、私は日本作家になっているのです」

Dany Laferrière(1953- ) 1953年、ハイチ・ポルトープランス生まれ。小説家。4歳の時に父親の政治亡命に伴い、危険を感じた母親によってプチコアーヴの祖母の家に送られる。彼にとっての「最初の亡命」であり、創作の原点と後に...

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ロベール・ボワイエ

レギュラシオン理論の旗手

マルクスの歴史認識とケインズの制度感覚の交点に立ち、アナール派の精神を継承、さらには、ブルデューの概念を駆使し、資本主義のみならず、社会主義や南北問題をも解明する全く新しい経済学=「レギュラシオン」理論の旗手。現在は、数理経済計画予測研究所...

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イバン・イリイチ

現代文明の根源を問い続けた思想家

1960~70年代、教育・医療・交通など産業社会の強烈な批判者として一世を風靡するが、その後、文字文化、技術、教会制度など、近代を近代たらしめるものの根源を追って「歴史」へと方向を転じる。現代社会の根底にある問題を見据えつつ、「希望」を語り...

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