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11/12(木)『日経ビジネスオンライン』でバルザック『ペール・ゴリオ』が絶賛紹介!


シマジ:『ゴリオ爺さん』を読むなら、バルザック「人間喜劇」セレクションの『ペール・ゴリオ』(藤原書店)がおススメだ。鹿島茂さんの訳が秀逸なんだよ。

ミツハシ:私も、シマジさんにお借りして『ペール・ゴリオ』を読みましたが、これは他の翻訳の『ゴリオ爺さん』にあった最初の数十ページの退屈さがないですね。ヴォケール館の住人たち一人ひとりの描写からしてすごく生き生きとしていて、一気に引き込まれました。

シマジ:そうなんだよ。ぜひ相談者だけでなく、『ゴリオ爺さん』に挫折した読者は『ペール・ゴリオ』で再挑戦してほしい。
 相談者が望むハッピーエンドとはちょっと違うかもしれん。何しろ娘たちの幸せな結婚を望んでゴリオ爺さんは全てを失い、しかしながら、2人の娘たちは看病にも埋葬にも来ない。ただ、2人の娘が嫁いだ家の紋章をつけた2台の馬車が現れるだけだ。あの場面は強烈だよな。青年ラスティニャックはそこで最後の涙を流して、戦いの決意を口にする。あれを読んで、俺も戦わなければと思ったんだ。
島地勝彦

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