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7/9(日)『毎日』「今週の本棚」欄で大沢文夫『「生きものらしさ」をもとめて』が絶賛書評!


タイトルの柔らかさにごまかされてはならない。大阪大学や名古屋大学の名誉教授であり、生物物理学の巨人である著者の、読みやすくて思わず唸る、そして笑う、けれどそこに書かれていることは唸ったり笑ったりでは済まされない、大真面目に人間の本質を考える、エッセイ風な、いや学術的な、そのどちらでもある読み物なのだ。
この本で一貫して著者が言いたかったことは「人間はゾウリムシと同じだ」ということ。様々な実験を通して、それを証明してみせる。
……
私は完全に大沢教授の術中にはまってしまったようだ。教授は科学者らしく実験でデータを取っていくのだが、その過程でゾウリムシからある物質を取り出すために、ゾウリムシをすり潰す。私は自分がすり潰されるような痛みを感じて悲鳴をあげてしまった。
読み終えた読者は、自分がゾウリムシと同じであることを、誇らしく嬉しく感じるよりほか、安心立命の境地に至ることができないのである。そしてタイトルになっている「生きものらしさ」の言葉の奥深さに感動する。
高樹のぶ子氏評

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