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6/13(水)『朝日』夕刊「あのとき・それから」欄で豊島産廃不法投棄が大きく特集!

6/10(日)『読売』「本よみうり堂」欄での
塚谷祐一さんに絶賛大書評に続き

6/13(水)『朝日』夕刊「あのとき・それから」欄でも
「1990年 豊島の産廃不法投棄の摘発
権力との闘い、消費社会も問う」と題し
石井亨『もう「ゴミの島」と言わせない』で描かれた
豊島産廃不法投棄が大きく特集!

「豊島事件は大量生産、大量消費、大量廃棄という効率を追求した社会の中で生まれるべくして生まれた。都会の人たちは自分の前からごみが消えれば、ごみはなくなったと思う。でも、そのごみは一番弱いところへ持ち込まれた」。弁護団長を務めた中坊弁護士は生前、そう語った。問われたのは、現代のライフスタイルだった。
事件をきっかけに、廃棄物処理法が大きく改正された。早稲田大学の大塚直教授(環境法)によると、廃棄物を出す事業者が、処理を適法に委託した後でも最終処分まで責任を負うことになり、「悪質な処理業者が排除されるようになった」と指摘する。
不法投棄への罰則も強化。使い終わった自動車や家電をリサイクルし、資源を有効に活用するための法律や仕組みも整備された。環境省によると、90年代に年40万トンだった不法投棄(新規判明分)は、2016年度は2.7万トンまで減った。
豊島は今、瀬戸内国際芸術祭の会場の一つとなり、「アートの島」として知られるようになった。しかし、不法投棄の跡地は、むき出しの地面が広がったまま。今年に入り、新たな産廃610トンが見つかった。ベンゼンなど有害物質が検出されている地下水の浄化も、これからだ。白砂青松の美しい姿を取り戻すまで、まだ長い時間を要する。
6/13(水)『朝日』夕刊「あのとき・それから」欄

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