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7/10(火)『毎日』「詩歌の森へ」欄で坂本宮尾『竹下しづの女』が酒井佐忠さんに絶賛紹介!

竹下しづの女は近代女性俳句の先駆的存在。北九州は福岡。杉田久女とともに、俳句文芸に女性への道を開いた。久女が情念的発想だったのに対し、しづの女は徹底して理性的、意識的。
〈短夜(みじかよ)や乳(ち)ぜり泣く児を須可捨焉乎(すてつちまをか)〉。彼女の代表句。「ホトトギス」の巻頭になった。……女性とは、母性とは何か。男性中心の近代社会で、この反語的漢文表現が批評性を現していると話題になった。
この句は金子兜太の愛唱句。兜太は最後まで「しづの女ファン」だった。しづの女は作句ばかりでなく、学生俳句の機関誌「成層圏」で指導者としても活躍した。その二号から若き兜太が会員として登場する。著者の坂本によれば、俳句は本来、単純化する文芸だが、しづの女は理念と主観を含め複雑化を目指した。兜太は青年のような理想に共感したのだろう。などなど意義ある圧巻の一冊だ。

酒井佐忠(文芸ジャーナリスト)氏評

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