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堀真理子『改訂を重ねる「ゴドーを待ちながら」』が第28回(2018年 平成30年度)吉田秀和賞受賞!


何もしないことが、時代の気分になった。その後、3世代の世界演劇人は崩壊したドラマの瓦礫をひろうことから出発することになる。ポストドラマ・ドラマの時代が今日まで続いている。
瓦礫をひろう行為だけをやって何もつくらないベケット ―「非」
磯崎 新氏審査員選評

著者は、1916年から第三次世界大戦がついに勃発するかとも思われた1980年代までをカタストロフの淵に人間が追い詰められつづけた時代と把握し、そこに生きて虐げられる弱き人間のギリギリの声なき声、言葉なき言葉の演劇として、ベケットをとらえる。そして、ベケットの危機意識がますます有効な時代として、現在に想像力を巡らせる。学問的考証とアクチュアルな問題意識が交差しスパークする。人類滅亡時代の文学者であり演劇人としてのベケット像が切々と立ち上がってくる。あとがきに1954年の水爆大怪獣映画『ゴジラ』が出てくるのも嬉しい。ゴドーとゴジラは兄弟であったのか。
片山杜秀氏審査員選評

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